【セゾン・バンガードGBF】と【さわかみファンド】の運用資金を比べてみよう


−※−※−※−

当ブログ、当エントリに『セゾン資産形成の達人ファンド』関連の検索ワードによって直接ご訪問の皆様へ。

当ブログでは【セゾン資産形成の達人ファンド】について、当エントリ以外にも色々なご紹介を行っています。お時間、ご興味がある方は以下のまとめも合わせてご覧いただければ幸いです。

【セゾン資産形成の達人ファンド】まとめ2013年12月16日現在 【セゾン資産形成の達人ファンド】まとめ2013年12月16日現在 | これが我が家の生存戦略

−※−※−※−

−※−※−注意喚起−※−※−

モ人は【さわかみファンド】を保有していません。以前は某FoFを通じて少量のみ保有していましたが、そのFoFも全額売却したので、名実ともに【さわかみファンド】を保有していない事になりました。よって、保有してないクセに【さわかみファンド】に対して厳しいモノ言いになろうかと思いますが、ご勘弁の程を。

あ、あと「金融商品としての【さわかみファンド】」には『自身の投資対象としては』興味が湧きませんが、個人としての澤上氏には「チョクハン投信というチャレンジを行い、のちに続く者たちに対して販売会社を通さずともビジネスとして成り立つ可能性を示した」という部分には一定の敬意も抱いています。

また、アクティブファンドとの付き合い方という事を考える材料として『他山の石』という視点で大変参考にさせてもらっています。そのあたりも今後のブログエントリで取り上げていこうとは考えています。

−※−※−注意喚起終わり−※−※−


とはいえ、本日のお題は表題の通り

【セゾン・バンガードGBF】と【さわかみファンド】の運用資金を比べてみよう

コレで行きます。

事の発端は、いつも参考にさせてもらっているrennyさんの比較シリーズから。


この[セゾン・バンガード・グローバルバランスF]さわかみファンド と比較してみました - NAVER まとめ [セゾン・バンガード・グローバルバランスF]さわかみファンド と比較してみました - NAVER まとめシリーズはrennyの備忘録のたくさんある「定点観測シリーズ」の一つで、一ブログ読者として毎回楽しく読んでいるモノの一つです。

他のシリーズと違い、この二つのファンドの比較はちょっと特殊で…

〇運用開始からの同等の期間でどんな風に「純資産総額」「受益権口数」が推移したのかを比較する。(【さわかみファンド】は1999年8月から運用開始、【セゾン・バンガードGBF】は2007年3月から運用開始と8年もズレているが、スタートを一緒として比較している。運用開始から〇ヶ月目同士という事)

〇投資対象が全く異なる二つのファンドを比較している。あえて共通項を上げるなら、どちらもチョクハンであり、また「コレ一本の保有で大丈夫!!」と宣伝しているファンド同士、といえるか。

(中野社長!!セゾン資産形成の達人Fも、もっともっともっともーっとプッシュしてくださーッい!!←ポジショントーク


この比較を始めた背景には…

〇【さわかみファンド】にしろ【セゾン・バンガードGBF】にしろ、「まったく投資をしたことがない人でも手軽に、積立から始めてみませんか?」という提案で販売している。

(モ人は設定当時や話題になりだした頃のさわかみファンドの事は知りません。しかし、「普通のサラリーマンの資産形成の手助けをしたい」というフレーズから、やはり投資初心者に対する働きかけが大きかったのだろうと推測してます)

=投資未経験者に対して、販売会社を通じずに「投資というのは意外と身近なものなんだ」というアピールをして、今まで金融商品に縁遠い存在だった資産形成層(つまり競合のいない市場ブルーオーシャンですな)を取り込んで成長している。(&市場参加者を増やして同業他社とも協業できている)ファンド。


この比較を行いたいんじゃないかな?と勝手に思ってます。



三か月に一度の比較をされているんですが、最近はふと気になってきた事があります。

純資産総額の推移と比較ではビジネスとして成り立っているかどうか?などのチェックをするという意図があるとお見受けします。どちらも(というかチョクハンではどこもそうですが)販売手数料を取らず、純資産総額に見合った信託報酬のみが収入源なので、純資産総額と…収入は相関がありますから。

※但し、さわかみ投信が受け取る信託報酬は【さわかみファンド】の純資産の0.90%[年率:税抜]

セゾン投信が受け取る信託報酬は【セゾン・バンガードGBF】の純資産の0.43%[年率:税抜]

(厳密に言うと純資産800億円以上の部分は0.44%[年率:税抜]になるが、今回は割愛)


また受益権口数の推移と比較、というのはおそらく「どれだけのお金が入ってきているか?急な流出入はないか?」などの比較でウォッチされてるんだろうなぁと推測してます。

でも、運用70ヶ月目以降に【さわかみファンド】の受益権口数がグググッと伸びているんですね。これに対して、セゾンバンガードGBFは同じように伸びるようには見えない…どころか、ちょっと落ち着いている…??


…そうです、そうなんですよ…【セゾン・バンガードGBF】ってば円安・株高の影響で、基準価額が年初からグググっと急上昇しているんです。同じだけの純流入資金があったとしても受益権口数の伸びが鈍ってしまうのは、仕方ない事なのです。


さて、受益権口数の増減は「流出入資金の量以外に、ファンドの運用状況によっても影響を受けてしまう」という事から…


運用対象が違いすぎる二つのファンドの受益権口数だけを比べるのはちょっとキツい??

運用時期まで違いすぎる二つのファンドの受益権口数だけを比べるのはなおキツい??


…残念ながら、このままでは【セゾンバンガード・GBF】が【さわかみファンド】に勝てません

勝てません…ってめっちゃセゾン投信肩入れバイアスの色眼鏡が入ってるじゃねーか)

しかし、ココでほんの少しマシな比較方法を思いつきました。


そうです。ファンド内に純流出入した資金を積み上げていって「ファンド内元本」とすればいいんですよ!!

…しらじらしいですね…実は当ブログでは一度取り上げている内容でした。


日次毎の純流出入資金の計算方法は以下のエントリで紹介しました。


ひふみ投信(&ひふみプラス)のウォッチエントリでは日次データを一年毎拾ってましたが、さすがに6年分では(計算はいいとしてブログにグラフを貼り付けるのが)ちょっとしんどいのでrennyさんのエントリと合わせて月次毎の表記とします。

それでは、ひっぱりにひっぱった「ファンド内元本」のデータです!!


…負けとるやんか…

んー、しかし純資産総額同士のグラフに比べてちょっと違和感を感じますねぇ…。

どちらのファンドも右肩上がりの「ファンド内元本」なんですが、【セゾン・バンガードGBF】のほうがじっくり、まっすぐになってます。【さわかみファンド】は最初の二年間はおとなし目で、その後に傾きを強くしていってる!そういう事がわかりました。

…最初の二年間は文字通り「チャレンジ当初の苦労」という事なのかもしれません…改めて(ココでは運用や主張、態度の事は置いといて)澤上氏が踏ん張った時代なのでしょう。

では、念の為に『純資産総額』−『ファンド内元本』=『ファンド損益額(仮)』を算出してみましょう。


…うーん…コレは相場(時代環境)も投資対象も違うから一概には言えないんですが、もしかすると【さわかみファンド】の純流入資金っていうのは、この実績リターンから見た「儲かってるから(今後も儲かるだろうと思って)入ってきました」という『(入口は澤上氏の「長期投資」という主張だけど)結果だけを見て集まってきた』マネーが影響を与えているのかもしれません。


…あ、他意はないけど流入資金に関して最近も印象的な事があったので記事を貼っておきますね。


関連して、鎌倉投信のメルマガより鎌田社長の熱い言葉を引用しましょう。


>(モーニングスター社の☆を五つ獲得したトピックの後に)こうした結果をみると「運用成績が良いのだからもっと実績を強調すればお客様がたくさん集まっていいのではないか」という声を頂きます。

>先日も、ある大学のシンポジウムで専門家の方から「鎌倉投信の”結い2101”は運用成績が素晴らしいので、もっと運用パフォーマンスを強調すれば容易にお客様が集まるのではないか?」というお褒めの言葉と質問を頂きました。

>その時、私は、「結果に集まるお客様は、結果で去っていく。考え方を売らなくてはだめだ」と答えました。運用商品として「結い 2101」を説明する際に重要なことは、「考え方」であり、「結果」はそれに付随するものだからです。

それを受けて続く【結い2101】運用責任者、新井さんの言葉も。

しかし、運用責任者の新井和宏は、毎日が数値と向き合う真剣勝負です。傍で見ていて同僚ながらすごいプロ魂だと感心します。

>「プロである以上、結果には人一倍こだわらなくてはならない。しかし、結果を売り物にしてはならない」

…こういう言葉が出てくるのも鎌倉投信ならではですね…

…お、おーっと相変わらず脱線してしまいました。他意はないのですが


一方の【セゾン・バンガードGBF】への純流入資金は「今はしてても世界経済の成長にどっかりとのっかって伸びていく」という中野社長の主張を信じた人たちが積み立てている、というのが実態に近いように感じます。少なくとも…短期的な結果をみて集まってきたマネーとは思えません。

(広ーい意味では「インデックス投資が最後には勝つ!」という運用手法の結果を見ている、とは言えるかな?しかし、それはインデックス投資をしている人全員に当てはまるし…【セゾン・バンガードGBF】以外の選択肢もあるしね)

(【さわかみファンド】当時と今とではインデックス投信の知名度や初心者向けの選択肢の数が違うってのも大きく影響しているでしょうけど)

ちなみにグラフの後半を見てもらえればわかるとおり、年初からの円安・株高で【セゾン・バンガードGBF】を積み立ててる人達は利益が出てて、それまで含み損ばかりだったけど今は報われているだろうってトコロも嬉しい要注目ポイントですね。

※※※

流入資金の傾きが大きく伸びる事もなさそうなので、【さわかみファンド】の実績にすぐには勝てそうにない、という事がわかってしまったデータになってしまいました。

…が、一方で、【セゾン・バンガードGBF】に入ってくるお金の『質』のようなモノを垣間見えるデータだったように思えます。

最後にもう一つ、他意はないのですが【さわかみファンド】元保有者だったいっさんさん(@tigers_mr2)の情熱あふれるエントリをご紹介して、ひとまずエントリを終えたいと思います。


それでは せいぞんせんりゃく しましょうか
ブログパーツ
コメント
他意はないのですが
さわかみファンドは時代の潮流がかわってしまったのではないかと思ったりする今日この頃です。

それにしても鎌田社長のお言葉、熱いですね。
「結果に集まるお客様は、結果で去っていく。考え方を売らなくてはだめだ」
素晴らしいと思います。
アフロさん、コメントありがとうございます。

っとアフロさん、もしかしてさわかみ経験者ですかね?ブログにも一言書かれてますし。他の方にもヒアリングしようと思ってるんですが、さわかみ経験者かどうか、是非教えてくださいね。

なんせ、自分がチョクハンと出会った時には、すでにさわかみファンドは…だったもので、どうしてもそのバイアスがかかってみてしまって…時代によって…というのなら、その「時代の変わり目」をどう判断すべきか?というのは最近の個人的命題なのです。

FMが変わったら離れる、という意見もあるようですが、それが正しいのか?FM変更だけが重要か?逆にFM変更がなくても歪みの予兆はありうるのか??

(どれも厳しくチェックはすべきだと考えていますが、どこまで敏感に反応すべきか?などなど)

鎌田社長の言葉も熱いのですが、鎌田社長や新井さんが居なくなったら鎌倉投信には魅力が残らないのか?などなどが気になっている…というか自問自答する日々です。

自分の中の基準、モノサシを用意しておこう、と。
  • モ人SYO-GO
  • 2013/05/27 12:55 PM
セゾン達人ファンドを通じて間接的に持っていた事はありました(確か2011年ぐらいには消えて無くなってしまいましたが)

>鎌田社長や新井さんが居なくなったら鎌倉投信には魅力が残らないのか?
ジャパネットタカタの高田社長がいなくなったらどうなるのかを想像してみると良いかもしれません。果たしてその企業はどうなるのでしょうか。
お返事ありがとうございます。

>セゾン達人ファンドを通じて間接的に持っていた事はありました

という事は自分と同じですね。了解です。ちなみに当ブログでは【セゾン資産形成の達人F】の組入れファンドの推移を振り返った事もありますが、それを確認するとアフロさんのおっしゃるように2011年に日本株式ファンド部分は順次他のファンドに置き換えています。この後は、組入れファンドの変更はないですね。

http://seizonsenryak.jugem.jp/?eid=37

>ジャパネットタカタの高田社長がいなくなったらどうなるのかを想像してみると良いかもしれません。

アフロさんも「人が出ていけば、魅力は人にくっついて出て行ってしまう」というスタンスという事ですね。自分は「本当にそうなのか?」と若干懐疑的です。

いやはや、アクティブファンド選定の難しいトコロです。
  • モ人SYO-GO
  • 2013/05/28 12:22 PM
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

follow us in feedly
FB これが我が家の生存戦略

Facebookページも宣伝

記事別アクセスランキング

amazonのおススメ!

selected entries

categories

archives

recent comment

recent trackback

links

profile

書いた記事数:346 最後に更新した日:2015/05/17
無料レンタル

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM