サブファンド解体新書#6 ニッポン・コムジェスト・エマージング・ファンドSA(過去一年実績編)


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当ブログ、当エントリに『セゾン資産形成の達人ファンド』関連の検索ワードによって直接ご訪問の皆様へ。

当ブログでは【セゾン資産形成の達人ファンド】について、当エントリ以外にも色々なご紹介を行っています。お時間、ご興味がある方は以下のまとめも合わせてご覧いただければ幸いです。

【セゾン資産形成の達人ファンド】まとめ2013年12月16日現在 【セゾン資産形成の達人ファンド】まとめ2013年12月16日現在 | これが我が家の生存戦略

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前回更新続編です。ことの経緯は新企画『サブファンド解体新書』のご案内 新企画『サブファンド解体新書』のご案内 | これが我が家の生存戦略に。
 
前回のサブファンド解体新書#5 ニッポン・コムジェスト・エマージング・ファンドSA(基礎事項編) サブファンド解体新書#5 ニッポン・コムジェスト・エマージング・ファンドSA(基礎事項編) | これが我が家の生存戦略にて【ニッポン・コムジェスト・エマージング・ファンドSA】とは何か?をチェックしました。
 
今回は現在セゾン投信HPで確認できる限りの【セゾン資産形成の達人F】月次レポート、過去12ヶ月分を基に【ニッポン・コムジェスト・エマージング・ファンドSA】をウォッチしてみましょう。
 
まずは、株式の組み入れ比率(及び現金の保有比率)と組入れ銘柄数の推移をチェックしてみましょう。


当然といえば当然なのですが、先月チェックした【ニッポン・コムジェスト・ヨーロッパ・ファンドSA】と同様に常に株式の組み入れ比率が95%以上…いわゆる「株式組入れ比率を高位に保つ」運用(=フルインベストメント)をしているようです。

 
組入れ銘柄数は40〜45銘柄と(投資対象地域が新興国全域である事を考えると)集中投資となっています。 コレも【ニッポン・コムジェスト・ヨーロッパ・ファンドSA】と同一ですね。
ご存知のとおり【セゾン資産形成の達人F】の月次レポート内には【ニッポン・コムジェスト・ヨーロッパ・ファンドSA】の月間騰落率が掲載されています。
 
先月と同様、【セゾン・バンガード・GBF】内の【バンガード・エマージング・ストック・インデックスファンド】。このファンドの月間騰落率と比較を行います。
 
(最初は【eMAXIS新興国株式ファンド】と比較しようと思っていたのですが、月次リターンがあんまりにも【バンガード・エマージング・ストック・インデックスファンド】と一致しなかったので。このシリーズは基本的に【セゾン資産形成の達人F】と【セゾン・バンガード・GBF】のサブファンドを比較するようにします。)

 
以後、グラフ中では【ニッポン・コムジェスト・エマージング・ファンドSA】の事を【NCエマージングファンドSA】と表記します。
 
それでは、一か月リターン同士の比較です(今月からは超過リターンも併記するようにします)
 
 
緑色の超過リターンに注目してみると…
 
〇 2012年12月末と2013年1月末の互いのリターンは相殺するとちょうどよい。この連続する二か月間を特異データと捉えると、2013年の4月は上昇相場に対して、さらに超過リターンを計上できるファインプレーを見せている。
 
〇 今まで見てきたように「【バンガード・エマージング・ストック・インデックスファンド】が下げている、もしくは上昇具合が鈍い月」に超過リターンがプラスなっている…とは限らない?!
 

次に「一年間の累積リターン」を比較してみましょう。横軸は「2012年7月末の基準価額を10000として指数化」した値をとりました。
 
 
11月〜3月はずっと負けているものの最終的には6月の下落幅を小さくしている影響が効いて平均に対して5%勝っていますね。
 
 
一か月リターン同士の散布図も示します。

 
 
こうやって可視化すると一目瞭然ですね。
 
○ 【バンガード・エマージング・ストック・インデックス】の騰落率が5%以内の範囲では、2勝5敗と負け越している。但し、負けた部分は最大でも-1.3%だが、勝った部分は最大+3.5%の超過リターンとなっている。(5%以内の騰落:全12点中7点)
 
○ 騰落率5%以上の範囲では4勝1敗と勝ち越し。ただし、+11%と+8%の二点は連続する二か月だし、超過リターンを足すと±ゼロになるので、あまり参考にはならないと感じる。(全12点中5点)
 
 
最後にリスクとシャープレシオ、アクティブリスクの評価です。
 
 
リスク・リターンの計算方法については以下のエントリをご覧ください。
 
 
 
【NC・エマージング・ファンドSA】 
過去1年リターン=27.09% 過去1年リスク=19.89% シャープレシオ=1.36
 
【バンガード・エマージング・ストック・インデックスファンド】 
過去1年リターン=21.84% 過去1年リスク=20.65% シャープレシオ=1.06
 
前回ウォッチした【NC・ヨーロッパ・ファンドSA】と対照的にリターンは違いが大きく(超過リターンが5.25%も!!)リスクにはあまり差がありません。その差がシャープレシオに出ているのは同じなのですが、なかなか興味深い。
 
 
−※−※−※−(重要な事なのでコピペだけど再掲)−※−※−※−
 
シャープレシオが高い!という話をすると「いや、キャッシュポジションを厚めにしてたんだろ?だから市場からの影響が小さかったんだろ??」という反論が出がちです。
 
しかし、エントリ冒頭でチェックしたようにキャッシュポジションは今回比較した一年間を通じて、ずっと低いまま推移しています。これは、純粋に運用手腕によるリスク抑制の結果だと評価して間違いないのではないでしょうか?

−※−※−※−(ここまでコピペ)−※−※−※−

そして、アクティブリスクのチェックです。アクティブリスクの意味と、そのチェックする意義は下記の”いい投資”探検日誌 from 新所沢よりm@さんのエントリをご覧ください。
 

アクティブリスク6.94%
 
ほうほう、アクティブリスクが約7%、と。(これも【NC・ヨーロッパ・ファンドSA】と同じとは…)上記エントリでm@さんは
 
>「アクティブリスクが5以下のファンドはできるだけベンチマークから離れたくない運用をしていると言うことができます。」
 
と表現されています。よって、【NC・エマージング・ファンドSA】はなかなかの「市場平均に対してコバンザメ運用していない」ファンドだといえるのではないでしょうか。
 
−※−※−※−
 
いかかでしたでしょうか?二回のエントリにわけてサブファンド解体新書シリーズ第三のファンド【NC・エマージング・ファンドSA】に関してウォッチしてみました。
 
 
このファンドは、【セゾン資産形成の達人F】の中でも三番目に多い組入れ比率となっています。また、同ファンドの中でも唯一の『新興国全般の株式への投資担当』となっています。
 
−※−※−※−(重要な事なのでコピペだけど再掲)−※−※−※−
 
【セゾン資産形成の達人F】は「MSCI All Countly Index」(全世界株価時価総額比率の指数)に対して…
 
〇 企業価値・市場価値に対して相対的に割安なままになっている『日本』『ヨーロッパ』を多目に保有する。
 
−※−※−※−(コピペ終わり)−※−※−※−
 
という判断を行っているそうです。つまり、【セゾン資産形成の達人F】は相対的に新興国株式部分は「MSCI All Countly Index」(全世界株価時価総額比率の指数)より低い保有量を維持しているのです。(相対的に割高である、という判断でもあります)
 
上記の事情により、この【NC・エマージング・ファンドSA】は(FoFとしては地域・企業・投資哲学などの分散が図られているものの)【セゾン資産形成の達人F】の隠し味とも呼べるファンドです。【セゾン資産形成の達人F】に興味がある、投資している方は、一度は日本コムジェスト社のHPをご覧になることを強くおススメします。
 
 
(長いですけどね…)
 
それでは せいぞんせんりゃく しましょうか
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