毎月分配金がもらえるなんて嬉しいですよね(笑)第一回〜分配金を受け取る場合〜

 

(※ コチラの素敵なロゴは進撃の巨人ロゴジェネレーター 進撃の巨人ロゴジェネレーターを利用して作成しました。)
 
タイトル見て「え?」となった方、驚かせてごめんなさい。皮肉のつもりなんですが、わかりにくい皮肉でごめんなさい。(Zenbackを意識したタイトル付けなんです、実は。)
 
タイトル見て「そうそう!」と思った方、そんなアナタに向けて書いてるんですよ、このシリーズを。
 
ことの経緯は以下のエントリをご覧ください。
 
 
このシリーズは今回から始めますが、月に一エントリ程度を目安に『毎月決算型投資信託』に関して実際の毎月決算型ファンドの運用状況や、「実際に投資していたら?」という観点でいろいろと確認していこう、というものです。
 
現時点での『毎月決算型投資信託に関するモ人のスタンス』は主に
 
 
に書いた通りなので、お時間のある方は合わせてご覧いただければ。(上記エントリの内容を分解・丁寧に確認していくのが、このシリーズの意図でもあります)
 
 
今回からしばらく、上記元エントリのさらに元エントリであるちんあおさんREITは毎月分配に向いてる? ちんあおの小さなお金のブログ REITは毎月分配に向いてる? ちんあおの小さなお金のブログにならってカテゴリー『国際REIT』に関して、ウォッチしていこうと思っています。
 
ウォッチ対象と対照ファンドの選定経緯は前回の毎月分配金がもらえるなんて嬉しいですよね(笑)第零回〜ウォッチ対象・対照ファンドの選定〜 毎月分配金がもらえるなんて嬉しいですよね(笑)第零回〜ウォッチ対象・対照ファンドの選定〜 | これが我が家の生存戦略にて表明した通りです。
 
それでは、タイトルどおり『分配金を受け取る場合』の確認を始めましょう。
 
 −※−※−※−

 
今回はジャブ程度に。一番オーソドックスな『毎月分配金受取りでウハウハ』だと認識されがちなケースをチェックしていきます。
 
先日、上記に書いたように毎月分配金がもらえるなんて嬉しいですよね(笑)第零回〜ウォッチ対象・対照ファンドの選定〜 毎月分配金がもらえるなんて嬉しいですよね(笑)第零回〜ウォッチ対象・対照ファンドの選定〜 | これが我が家の生存戦略にて【ダイワ・グローバルREIT(毎月分配型) 『愛称:世界の街並み』】というファンドについてチェックしていくと宣言しました。今回からしばらくは…
 
100万円を2009年10月30日約定にて一括購入した場合
 
に関して色々とチェックしていきます。

あともう一つ。今後数回は「支払われた分配金には税金がかからない」としてチェックを行います。課税があったほうがいろいろと面白いのですが、それはまたおいおい。「おいしいものは後にとっておく」という事で。
 
まずは毎月分配型で重要な(笑)『分配金支払い実績』と『分配金利回り』のチェックです。
 
 
…支払い分配金[円/万口]は数か月に一度見直しが行われているようですが、若干減少傾向にあるように見受けられますね。2013年3月から持ち直しているのは為替要因が大きいように感じます。分配金利回り[%(年率)]の傾向(トレンド)は支払い分配金と連動しているように見受けられますが、支払分配金よりわずかに上下している印象です。これは計算式の分母に日次でいろいろな要因によって上下しうる『基準価額』が入っているからですね。
 
さて、分配金利回りが好調時には20%にタッチするか?!不調時にでも10%を下回る事の滅多になかったこの【ダイワ・グローバルREIT(毎月分配型) 『愛称:世界の街並み』】。なかなか優秀な分配金利回りを見せつけてくれます(失笑)。
 
…この『分配金利回り』を見て…
 
『スゲー!このファンドにお金を預けていたら、毎年少なくとも1割は分配金がもらえるんだ!』
 
とおもっちゃった人…ちょっと、待ってみましょうか。
 
理屈をたれる前にもらえる分配金のおおもとであり、出所ともいえる『最初に買い付けた元本部分』がどう推移していくのか?チェックしてみましょう。
 
 
…絶句ですよ、絶句…キレイな赤色棒グラフが損益ラインをブチ破ってる期間の、まぁながいことといったら…(年始からの円安効果のせいおかげで最終的な損益はマシなラインまで戻ってますが)
 
せっかくなので円安効果(というか為替の影響)を取り除いて検討する為に、10000ドルを2009年10月30日約定にて一括購入した場合の元本部分(ドル建て)の計算も行いました。実際には(海外から日本の投資信託を買付する事は出来ないので)意味のない検討・計算ですが、為替の影響を語るからには必要ですからね。計算するのはタダなのでチェックしておきましょう。
 
 
うーん…ドル建てだと後半の追い上げもみえず、元本部分の評価額は下がり続けるように感じますね…

『100万円預けてたのに、なんで70万円まで減ってるんだ?!』そんな事いう人、まさかいませんよね?
 
 『(値動きのある金融商品に)投資する』という事は『価値が変動する』という事を受け入れる事でもあります。元本部分だってさまざまな要因によって『価値が変動』します。(この場合は『価格が変動』ですが)
 
それなのに、『もらえる』分配金はいくらになるのか?」あらかじめ計算をして投資信託を購入している人、いませんか?
 
年間で少なくとも10%のお金が『もらえる』。そんな風に考えて一括購入でドスンと毎月分配型ファンドを買ってませんか?
 
 
分配金が『もらえる』と思ってしまうのは非常に危うい。何故なら、『もらえる』という言葉の裏側には『元本は100万円から大きく変わらずに、保持したままである』『投資信託(投資対象)の利益が出ているからその利益部分から分配金がもらえる』というマインドが潜んでいる…事がすけてみえてしまうからです。
 
ココが勘違い。
 
『分配金とは、投資信託の運用結果による利益のみが支払われるものではありません!!』
 
(※2013年9月現在の日本国内の投信信託に関して。今後、監督省庁の指導や法による規制いかんでは、他の先進国同様に『利益部分以外からの分配を認めない』という事になるかもしれません)
 
分配金は、ファンドの純資産から支払われますが、それが「毎月の利益部分のみ」かどうかの判断はなされていません。極端な話をすると一か月の運用結果がマイナス、つまり損をしている状態であっても決まった分配金を出しているのです。
 
損をしている…という事は…つまり元本部分からの分配を行う…しかないですよね?
 
これがいわゆる『タコ足分配』問題。
 
毎月分配型投資信託は「分配金利回り」がファンドの魅力でありアピールポイントになってしまっています。この「分配金利回り」−実はなんの苦労もなく引き上げる事が可能です。何故かというと分配金をいくらにするのか?という決定権は(建て前としては)運用会社にあるからです。
 
そして、運用会社の親会社である事の多い販売会社としては、子会社である運用会社に対して「売りやすいファンドをつくれくれくれくれ(残響音含む)」というプレッシャーをかけやすい。

 
運用会社がどんな気持ちでタコ足分配のファンドを運用しているのかはわかりません。しかし、ちょっと手間が増えるのを我慢すれば、利益が出ていようがいまいが、機械的に分配金を現金として支払うだけの事。それだけの作業で人気が出る=利益につながるというのならば、「商売なんだし、買う人がいるんだから作るし売る」というぐらいの事はやってのけるような気がします。

この事実を踏まえて、もう一度元本部分のグラフを見てみてください。…多少、上下に動いているように見えますが、中期的なトレンドは下降気味になってませんか?
 
念のため、12ヶ月間の移動平均も見ていきましょう。
 
(つまり12点のプロットの平均値を連ねていく、ということ。最初の一プロット目は2009年10月〜2010年9月までの12点を、次のプロットは2009年11月〜2010年10月までの12点を〜という風に「平均をとる部分を移動させていく」計算方法です。中長期的な傾向を確認する時に便利な検討方法ですね)
 

ほほぉ…円建てにしろドル建てにしろ、2012年8月を最後に上昇にむかっていますね。この間は「毎月支払っている分配金以上の利益を出していた」という事なんですね。しかし、その前が酷い。こうなると、2012年8月以降の上昇も大きな落ち込みがあったから、それに対する反発でしかないようにも感じますね。
 
最後に、受け取った分配金と元本部分の合計額の推移をグラフにしたので確認していきましょう。
 
 

青色の分配金(つまり現金)部分がだんだんと大きくなっていって、赤色(つまり投資信託として保有している部分)が多少の上下動をしながらも減って行ってる…そんなグラフだと思惑通りで助かったのですが(苦笑)どうもそうではないようです。(チッ!
 
「最終的に利益が出てるんだからいいだろー別にー」
 
そんな声が聞こえてきますね。自分も「毎月分配型投資信託を買ってるのはけしからん!」と言いたいからこんなエントリ書いてるのではありません。
 
ただ
 
「買う時、買うと判断した『その時』に『分配金とは何か?』を理解して買いましたか??誤解したまま買ってませんか??『分配金利回り』だけを見て買ってませんか??」

こんな風に心配しているだけなんです。
 
あと、くどいようですがもう一つ。
 
上のグラフでは『受け取った分配金』と『元本部分』を同列として合計額の推移をチェックしましたが、『分配金』の事を「利益が分配金として支払われている」と勘違いしたままだと
 
「お、今月も投資信託が利益を上げているみたいだぞ!分配金を何に使おうかな??」
 
と、「お小遣いマインド」に陥ってしまいます。
 
以前読書感想文 【人生と投資のパズル】 読書感想文 【人生と投資のパズル】 | これが我が家の生存戦略にて取り上げた書籍を始め、行動ファイナンス理論を説明する際には必ずといっていいほど取り上げられるのですが
 
「人間は労働によって得たお金は尊いと感じるが、不労所得には同等の価値を見出さない傾向にある(=あぶく銭だと思って使ってしまいがち)」 
 
こう認識してしまう傾向にあります。このあたり自分も自覚があるので、エラそうに言えませんが。上記の通り、分配金は利益だろうが元本だろうが関係なく支払われるので元本と合算して考えるべきものなのですが、分配金=お小遣いになってしまうと「生活費の足しに…」「儲けているんだからプチ贅沢を…」という風に刹那的に消費行動に走ってしまうのではないでしょうか?
 
分配金は「消費する為にこそ、分配金を受け取るべきなんだ!(そしてそれを自動で行ってくれる毎月分配型投資信託はスバラシイんだ!!)」という意見の方もチラホラお見かけしますが…
 
「え?投資して一か月以内に現金にしなきゃいけないお金って…そもそも投資にまわしちゃいけないんじゃないですか??」
 
SBI証券ならば、毎月定額解約サービスありますけど。そのサービス使えば毎月分配型投資信託に限らず、どんなファンドでも定額解約可能になっちゃいますけど??」
 
「受け取った分配金は消費にまわしたいんだったら、合算して考えずに元本部分だけの注目でもいいですよね。ハイ、どうぞ」

 
どーなんすか、そこんとこ。
 
次回は「いや、分配金再投資をすればだな…」という方々は必見の内容に仕立てるつもりです。
 
きっとみんな、ハッピーになれますよ(棒読み)
 
それでは せいぞんせんりゃく しましょうか

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コメント
今週末でもゆっくり読ませていただきます。
そうそう、僕はなんと毎月分配型ETFのDIAを保有しています。
そろそろDIAの配当成長、元本成長がどれだけなのかをデータにしたくなってきました。
もう少したったら調べてみます。
毎月分配で有名なDIAが日本の毎月分配型投信を切って切って切り捨てられるのかが見ものです。
  • タカちゃん
  • 2013/09/24 9:19 PM
タカちゃんさんコメントありがとうございます!

とはいえ、毎度長いエントリで申し訳ないです(笑)最近DIAの事をよく書いてましたが、毎月分配型だったとは…知りませんでした。ちょっと興味が出てきたのですが、今予定している毎月決算型シリーズが一通り終わったら、ゲスト参戦ということで、文字通り切って切って切り捨てられるのか?!

だいぶ先の事になると思いますが(苦笑)ネタの種をいただいた気分でいます。ありがとうございます!!
  • モ人SYO―GO
  • 2013/09/25 12:09 AM
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毎月分配型についてあれこれ考えてるうちに、ずいぶん昔に特別分配(今の元本払い戻し)について書いた駄エントリーを思い出しました。 ↓ 特別分配は損?(Dec.2011) このときの結論は、次の2点です。  ・特別分配では損切りにはならない ・特別分配は損でも
  • 麻酔と世界分散投資?
  • 2013/09/24 11:49 AM

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