AmazonでKADOKAWAのkindle本が50%オフ中。その意図とは?

消費者としては嬉しい電子書籍の割引セール。以前、当ブログでも取り上げました。


時は流れて、先週木曜(?)上記のように前回同様角川書店さんが50%オフセールを3/27まで行っている、とのこと。(前回はアマゾン公式からの積極的なアナウンスはなかったと記憶しています。今回は終了までが明言されてます。)


先に、前回のセール時にkindle化されてなかったものの、今回はkindle化されてる超おススメコミックのリンクを貼っておきますね。みんなで、島本和彦先生×機動武闘伝Gガンダムのめくるめく暑苦しい&ちょっと間抜けな熱血ギャグの世界を堪能しませう!!



さて、前回の更新時も「kindle 70% いつまで?」みたいな被検索ワードで当ブログにご訪問くださった方々が相当数いらしたようです。セールが終了した今でも週に一度ぐらいは「kindle セール 何故?」という風に「アマゾンの意図するトコロは何か??」という被検索ワードでの訪問があるようなんですね。

なるほど、確かに興味深い問いですね。ちょっと考えてみましょう。


一番最初に確認しておきたい事ですが、Amazonさんがkindle本のセールをした場合、作者の取り分(印税)が減ってしまうのではないか?という懸念について。





上記のまとめの通り電子書籍が「再販制度」の枠外である(逆にいうと、従来の書籍が「再販制度」という資本主義から外れた枠の中に留まっているともいえる)ので、こういう風に柔軟な価格設定が可能である、という事です。

また、「再販制度」内で「印刷された部数によって」支払われる料金⇒印税なワケで、書店での売れ行きがよかろうと悪かろうと、最初に印刷されただけの書籍冊数分の印税は作者に支払われる、という事ですね。

(人気がある本だと初動がよい⇒さらに印刷⇒印税も増となります。)


電子書籍の場合、作者には「実際に売れた冊数×取り分」という料金が入ります。プロの契約ではどの程度の料率になっているかは不明ですが、KDP(Amazon社の提供する個人出版プログラム)では最大で70%の設定も可能とのことです。


Amazon社が今回のように電子書籍をディスカウントした場合…作者には上記の報酬が入るとのこと。通常の書籍と同じ感覚だったら

「500円の本の印税が50円。だけど50%オフで買ったから250円で購入できた。作者の取り分は25円なのか…」

というふうになってしまいがちですが、さにあらず。作者さんには(この例の通りではないでしょうが)普段どおりの50円(仮)が入るワケです。皆さん、安心して買いまくりましょう!!値下げ部分を負担しているのはAmazonさんなのです!(多分。少なくとも作者は負担なし)



さて、いよいよ謎が深まってきたわけですがAmazon社が「セールをして、身銭を切ってまで」kindle本を売っているのはなぜでしょうか??


ここから先は素人の予想です。大した話ではありませんが、「へー」とか「ふーん」ぐらいにしておいてください。他人に話す場合は皆さん、ウラを取ってからにしたほうがよいと思います(このエントリに限りませんが)

あ、ウラを取ったら(コッソリ)自分までご連絡くださいね!!

1.kindle本の普及

コレは一番最初に思いつくことです。つまり「電子書籍といえばAmazon」「電子書籍といえばkindle」というイメージを完全に定着させるための先行投資。というわけですね。そして、ライバル(にもなってませんが)である、国内の有象無象の電子書籍フォーマットを完全に駆逐した後にワガモノ顔の殿様商売を堂々と展開する…うーん、色々当てはまりすぎる業界や資源、ありますよねぇ…


2.そもそも電子書籍自体の普及

次に思いつく理由も似たようなモノ。いまだに電子書籍に触れた事もない人の多い事多い事。「専用端末がなくても、スマホがあれば読める」というのも、知らない人が多そうです。

「どうやら、紙の書籍より安いらしい」「セールとかやってる」

こういう「プチオトク」感が伝播していくまでの先行投資、という事もあるかも。実際、自分も紙と電子書籍、それぞれの利点・欠点・注意点があると思っていますが、前回のセール以降「kindleで出版されてるか?」を基準に本を選ぶようになってます。通勤のお伴もkindle固定になってしまいました。


3.古本屋対抗

価格からして「定価の半額」ならピンときます。古本屋で陳列されている普通品質の古本と競合しますね。つまり「ちょっとまって古本屋探そう」というマインドの消費者層をバッチリ取りこんでいます。消費者側として警戒すべきなのは「古本屋と違って店舗の在庫が無尽蔵なので、全巻セットとか気軽にポチっと注文できてしまう」ということですか。

余談ですがわたくしモ人、前回の70%オフセールでコミック&ライトノベル(主にガンダムとロードス島戦記)&新書を合計30冊以上買いこみました。まだ全部読めてません(アホ)

<3/24朝追記>

ロードス島戦記といえば、わたくしモ人が初めて触れたライトノベル。思い入れもひとしお…だと思ってたんですが、外伝「黒衣の騎士」は読み落としていたようです。今回kindleで読んだ初めてのライトノベルが、奇しくもロードス島戦記関連というのはちょっとくすぐったい感覚があります。

黒衣の騎士 (角川スニーカー文庫)
KADOKAWA / 角川書店 (2013-12-27)
売り上げランキング: 738
ロードス島戦記屈指の名敵役、アシュラムと彼を慕う者たちとの物語。「ロードス島戦記」直後から電撃文庫で展開された同世界の別大陸・クリスタニアへとつなげるエピソードを中心として、「ロードス島戦記」以前、最中のエピソードを楽しめる短編集です。モ人と同世代の方々におススメです。

</追記ここまで>

新書の中でピカ一で期待してるのはこの本(まだ読めてない)

羽生善治論 「天才」とは何か (角川oneテーマ21)
KADOKAWA / 角川書店 (2013-06-17)
売り上げランキング: 2,554



4.クラウドサービスでの利益を重視

上記のkindle本個人出版=KDPの事を調べていてビックリしたことがあります。


コチラに書かれているとおり「Amazon社電子書籍の配信などの通信コストを出版者(つまり作者)に求める」。コレには面くらいました。

kindle本を購入する、という事は書籍のデータを手元の専用端末(or スマホ・タブレットなどの機器)にいつでも、どこでも転送できる状態にするという事です。当然、転送にはデータ通信の為のコストがかかりますが、Amazon社はその枠組(インフラ、クラウドサービス)を提供する対価として、通信が行われる度に作者にデータ量に応じた料金を求めているのです。


こうして考えると上記の「普及させる」という意図もありつつ「販売した本を転送するコストは取り返せる」「購入者が複数の端末で共有したり、自分の端末に転送したあと、今後再転送した場合は再度利益があがる」という事になります。


以前、Twitter上で艦これのビジュアルブックだかなんだか(自分、艦これやってません)の解像度が悪い!という愚痴が散見されましたが、その時に

「解像度アップ⇒データ容量アップ⇒出版社の転送コスト増」

という枠組で物事を見ている方がいらしたのを思い出しました。

企業としてのAmazonは「クラウドサービスの展開にも積極的」という事を耳にした事もあります。自分からすると「超巨大な倉庫を持ってる通販本屋さん(大きくなりすぎてなんでも屋さんになってるだけ)」という印象を持っていましたが、こうして考えると

「書籍流通と似たような魅力を持つ電子書籍流通だが、利益の源泉は別」

「kindle本の販売はクラウドサービス・インフラサービスの一つの使用法

といえそうです。


え?!なんでKDPの事を調べてたのかって???

そ、それは…おっとこれ以上はぽいずんだ。


それでは せいぞんせんりゃく しましょうか

↓ポチっとしていただくとKDPに対する意欲が高まります??
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