為替リスクのお話(市場マインド編) #saison_dotti


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要点

・今回は「自国通貨建て」資産なのに≪為替≫の影響を受ける資産について考えてみるよ

・≪為替≫の影響は物価や消費性向、投資家のマインドに影響を与えるよね。

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新シリーズ『セゾン投信 どっち?』まだまだファンド比較にすら入らないクドさ、ご堪能いただけているでしょうか?モ人です。


(っていうか普段からこれぐらいキッチリ各要素をまとめておけば…いやいや、いい機会だし自分の考えをまとめながら進めていきましょう。)


(なんか、みなさんつきあわせててごめんなさいね…)

さて、今回は「一般的ではない」ほうの『為替リスク』のお話です。

前回はコチラ



>まず始めに断っておきます。モ人個人は『為替リスク』という言葉には二つの側面があると考えております。

>1.為替が変動する事によって外貨建て資産の価値が為替によって変動する幅(可能性)

>2.為替が変動する事によって外貨建て資産でなくても、市場参加者のインセンティブ&取引志向が変化して、結果として価値が変動する幅(可能性)


と書いていました。前回はこの1である『外貨建て金融商品は為替変動そのものがダイレクトに自国通貨建て評価額に反映されるよ』という趣旨の事を述べました。これは、具体的な数字を用いて説明できる事なので表現も簡単だったしご理解いただけたのではないかな?と思ってます。

今回はもうちょっと抽象的な2に関して。為替変動そのものが評価額に関係するのではないが、保有金融商品の評価額が「為替に対して敏感に反応するかどうか?」のお話になります。


たとえば、いきなり具体例ですがTOPIXや日経平均など、日本国内の株式市場を代表する指数を見てみます。

ココでは「TOPIXは時価総額加重平均だから、時価総額の大きい大企業の株価変動の影響が大きくなりがちで~」とか「日経平均は、日経新聞社が選抜した日本を代表する企業255社の株価の単純平均であるが、その選抜・入れ替えの基準に対して疑義が~」というヤボな話は抜きにしましょう。


国内企業の株価指数なので、TOPIXにしろ日経平均にしろ、連動する投資商品は円建てになります。前回のエントリで取り上げた≪為替≫リスクはない、という事になります。

しかし、ここ数日の為替変動:円安ドル高、それに反応する国内株式指数を見ると、相互に独立した全く関係の無いステータス同士か?というとさにあらず。連動し気味だとみえます。


この原因は何か?為替が動くと株価も動く??


国内企業に限らず、株価というのは「買いたいと思う意思」が多ければ上がり「売りたいと思う意思」が多ければ下がるものです。(乱暴にいうと)

為替が変動する事によって、外需企業(国内で生産したモノを海外の需要に対して売るビジネス)は円安なら恩恵を受け、円高なら負担を負う事になります。


円安の時、同じ円価で提供したモノに対して外貨建てでは安くなります。価格が安い事によって競合に対して自社の製品を選んでもらうのに有利になります。

円高では逆に同じ円価で提供したモノであっても外貨建てでは高くなります。価格が高くなると競合に対して不利になるのは、スーパーで一円でも安いものを比べて購入している(言い過ぎか)みなさんには容易に理解できるのではないでしょうか?


つまり、国内で生産⇒海外で販売を行う外需企業は円安は利益確保要素、円高は損失を被る要素になります。そして、市場参加者が同様のマインドでいれば、「円安なら成長が見込める⇒買う⇒株価上昇」「円高なら成長できなさそう⇒売る⇒株価下落」となります。

逆に、海外から材料を仕入て国内需要にこたえる企業であれば円安では余計な円が必要になります。円高なら安く仕入れられるという事に。国内需要なので販売には直接影響しませんが、円高で安く仕入れられる分、ディスカウントを行う(そして競争する)余力が出てくるでしょう。

また、単純な外需、内需企業でなくても経済活動において為替によって事業コストや顧客の購買意欲などなど株価に影響を与えそうなステータスはいくらでも思いつきます。


上記の単純な背景について、市場参加者はそれぞれ自分の見立てで「この企業が〇〇円なら安い/高い」「為替が1ドル=〇円なら株価が安い/高い」という判断を行います。

よって、現在の国内企業のうち為替が円安に動いたほうが望ましいという企業が多いので、結果として円安⇒株価上昇期待を持った市場参加者の増加⇒結果としての株価上昇という図ができあがります。

コレは、逆に外国人投資家から見た日本企業についても言えます。彼らは逆にドル建てでの投資を行うので、前エントリで紹介した「一般的な」為替リスクを背負った上で日本企業の株価を値踏みしているでしょう。円安になったという事はドルでの価値が減少するのですから、株価が上昇してもドル建てでは価値に変化無し、となる事も考えられます。


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今回は身近な例として国内企業の株価を取り上げましたが、国内債券にしろ国内REITにしろ「自国通貨建て」だけど「≪為替≫の影響がまったくないわけではない」という視点は必要なのではないでしょうか?(国内債券はちょっと特殊なんで、ドル建ての価値が変わったところで大きな価格変動はおきにくいんでしょうが…ゴニョゴニョ)

また、一般的な『為替リスク』に加えて、ドル−円以外の通貨ペア同士の関係によってビジネスが有利な国、不利な国というのが出てくるでしょう。また、各国それぞれの力関係も常に変わらないという事もなく、≪為替≫をはじめとした様々な要因によって変化しうるものです。

二回にわたって『為替リスク』について記してきましたが…

・≪為替≫そのものの予想は大変むずかしい(とモ人は考えている)

・≪為替≫そのものが自国通貨建て評価額に直接影響を与える外貨建て資産の『為替リスク』

・≪為替≫を見た人々の行動の結果によって評価額が変わっていく自国通貨建て資産の『為替リスク』

セゾン投信さんの二ファンドを比較する場合、重要な要素なので、#saison_dottiで取り上げてみました。

それでは せいぞんせんりゃく しましょうか
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