≪閑話休題≫『定性』と『定量』と つれづれ


ある意味連作です。前回は


をご覧ください。

といっても、当ブログでも当ブログでなくても、耳にする機会の多いであろう『定性』『定量』。当ブログ−ひいてはモ人的にこのコトバをどうとらえているか?を整理しておきます。

上記エントリの末尾が

次回は【ひふみ投信】の運用方法に関してチェックしていきます。

と書いてますけど、まだですか?という声もあろうかと思います。実際上記タイトルでブログ記事を書き進めていたのですが、その途中で「『定性』『定量』ってコトバを整理しておいたほうがよいな」と思いいたったので、こうして書いておきます。


『定性』

Wikipediaさんより引用します。


>定性的研究(ていせいてきけんきゅう、英: qualitative research、質的調査)は、対象の質的な側面に注目した研究。そこで扱われるデータは定性データと呼ばれる。対象の量的な側面に注目した定量的研究と対を成す概念である。

(なんで『定性的研究』?と思うでしょうね。『定性』だけだと文法用語がひっかかってしまうのです。)

『定性』とは対象の質的な側面…『質』と『量』(実際は『質』より『量』のような表現が多いですが)という言葉もあるように、『量』で表せられない概念の事ですね。ココで重要なのは

>定量的研究と対を成す概念である。

という部分。つまり、『定性』を理解する事は『定量』を理解する事につながる、という風にも言えます。


『定量』

上記と同じくWikipediaさんより。


>定量的研究(ていりょうてきけんきゅう、英: quantitative research)は、対象の量的な側面に注目し、数値を用いた記述、分析を伴う研究。対象の質的側面に注目した定性的研究の対概念である。

『定量』とは対象の量的な側面に注目する事。ロジカルシンキングや、ベンサムの功利主義にも用いられますね。(いきなりベンサムとか言い出してスミマセン…)

功利主義では「最大多数個人の最大幸福」の幸福度を計測する為に『効用』というモノサシを提唱しています。功利主義自体はこれ以上は込み入った話になりそうですし、こんな場末の投信ブログでやいのやいの語る類のお話ではないと思いますので割愛させてください。

くわしく知りたい方は以下の書籍なんかが入門書として有名だと思います。自分も読みました。

これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
マイケル サンデル
早川書房
売り上げランキング: 1,308

(めっちゃ有名だから今更個別の書評を書くまでもないですね。知ってる人、興味を持ちそうな人は既に読んでいるでしょう。)


『定性』と『定量』と。

上記の通り、「何かを評価する際に、どちらの考えを基にアプローチするか?」という考え方、ものごとの捉え方の態度の違いだといえます。


『定性』はイメージ、直感や大まかな枠組みから評価するアプローチ。シロクロがはっきりつかない事もママあるが、数字に現れない要素も包括して評価しようとする。まさに右脳的。

『定量』は数字、ロジックを基に限定された範囲に関して評価するアプローチ。数字−量的評価のできない要素やそれぞれの要素が有機的に絡みあったり、他の条件・環境の変化する事に対しては対応が難しい面もあるが、数字に変換できる事などはシロクロをはっきりつけられる。まさに左脳的。

例:

「日本社会は活気がなく、停滞している」は定性評価

「日経平均は2004年10月末からの10年間で1.5倍になった」は定量評価


「いい会社をふやしましょう」は定性評価(?定性スローガン?)

「投資は結果が全て」は定量評価(?定量評価の枠組み?)


「職人が己の感性を研ぎ澄ましてこしらえた業物(わざもの)」は定性評価

「精密な動作が可能な工作機械によって、0.01mmのズレもなく完成するもの」は定量評価


−※−※−※−

『定性』と『定量』

どちらが優れていて、どちらが劣っているという話ではありませんが、比較対象や状況に応じて『より向いているアプローチ方法はどちらか?』という区別はあると思います。また、どちらか一方の評価方法ではなく、どちらも組み合わせて評価するという選択肢も忘れずにいたいものです。


ただし、この二つの要素について注意しておくべきことはあると思います。

『定量』は明確な比較や、手法が確立しているので(正しい訓練さえ行えば)一定以上の能力のある者には扱える内容になる事。

『定性』は明確な比較や、手法が確立しにくい≪感性≫≪センス≫を求められる内容。そこに必要なのは先天的であれ、後天的(つまりそれまで生きてきた中で積み重ねた経験、磨かれた感性etcetc)であれ、明文化しにくい内容なのが一般的でしょう。

『定量』的な手法は引き継ぎに向いている一方、勘どころ(ノウハウ?)が流出してしまうとマネされがち。『定性』的な手法は引き継ぎが困難だが、多少のノウハウが流出したところで、簡単にマネされる心配は少ない(ことが多い?)


−※−※−※−

さて、上記の内容がどうして【ひふみ投信】の運用と関係があるのか?もっというと【結い2101】の運用にも関係があるのですが…それはまた次回(今度こそ書くぞ!)

それでは せいぞんせんりゃく しましょうか
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