読書感想文 人生の法則「欲求の4タイプ」で分かるあなたと他人


タイトルからは想像できない良書です。

人生の法則 「欲求の4タイプ」で分かるあなたと他人 電子版
株式会社ロケット (2013-11-20)
売り上げランキング: 6,289

kindle日替わりセールで安かったので、特に期待せず買ってました。購入履歴を遡ると…なんと3月30日!前年度やん…自分…

半年以上の時を経て、ようやっと読んだのには実は理由があります。(ちなみに、これ以前に買った本でも一ページもめくってない『積み本』はまだまだ十冊以上あります…安いからって買いすぎやん…)

実は、やっぱりkindle日替わりセール品ですが岡田斗司夫さんと内田樹さんの対談本をおススメしているTweetを拝見し、「この人のオススメは(オレにとって)間違いがないからな」と購入しました。




その後、めぐり合わせがよく、(自分にしては)早めに「評価と贈与の経済学」を読むタイミングが来たので読んでみました。実際、「へーなるほどねー」と思う部分が多かった良書でした。ただ、モ人自身、対談本という形式自体になじみがなく、うまく紹介できそうになかったので当ブログで紹介するのはとどめた次第です。

しかし、ここで「そういえば岡田斗司夫さんの本、まだ他にも買ってた(積んでた)よな」と思い出した&アオイホノオ(深夜ドラマ)効果でちょっと岡田斗司夫成分(?)を接種したくなって端末内をさかのぼって、本書を発見。読んでみました。

アオイホノオ Blu-ray BOX(5枚組)
東宝 (2014-11-19)
売り上げランキング: 255

(アオイホノオ効果でいうと「トップをねらえ!」(今回は1)とか「王立宇宙軍オネアミスの翼」とかも見かえしたくなりますね。)


正直なハナシをすると…タイトルからして「人間を4タイプにカテゴライズしてあるある並べ立てておしまいの軽い感じの本じゃないの?」と侮っていました(岡田さんゴメンなさい!)

4つのタイプ−『司令型』『注目型』『法則型』『理想型』というのは、看板を掛けかえただけで、他の書籍で『軍人タイプ』『王様タイプ』『学者タイプ』『求道者タイプ』というタイプ分けをしているものと対応しているんじゃないの?なんて身構えていました。

しかし、意外や意外。序盤こそそういった雰囲気があるものの、しっかりと「何故四つのタイプに分類できるのか?」「何が原因でわかれるのか?」「どういった組み合わせが、どういう状況に対して有利/不利なのか?」などなど結構実践的かつ原理的な内容に踏み込んでいます。また、終盤にはもっと踏み込んだ内容も…おっとコレ以上はネタバレですね。

<要約>

筆者−岡田斗司夫さんが大阪芸術大学で講義をしている中でも一番人気のテーマである「タイプ分けによる人間関係論」。これを書籍の形にしたのが本書となります。

本文の一番最初に診断テストがあります。原則として二択の問題(どうしても決められないなら「どちらかというと〜」という弱い選択肢あり。それでもホントに決められない「どちらともいえない」を含むと五択問題ですが…おそらくご本人は二択でやってほしいと思うので、ココではそれに準じます)を約40問答えるというもの。

面倒ですが、ココは紙を用意して自分の答えをメモしながら取り組んだほうがよいと思います。


続く本文は【小説パート】と【解説パート】の交互に展開されます。

【小説パート】ではある進学校の某文化部にかかわる生徒・顧問同士の触れ合い、取り組みに関して「タイプ分け」という視点から描写されます。

(超余談ですが、モ人はもう15年以上昔の現役高校生時代、この某文化部に片足を突っ込んでいました。もう片足は首まで突っ込んでいたのに「オレは正式に入部してないから!」とずっと言い続けていました…)

【解説パート】では小説の登場人物たちの様子や心の動き、他の人とのふれあいの解説もさることながら実際におきたタイプが異なる人間同士のいさかいや、その顛末を紹介しています。

また、単純に『司令型のアヤノの物語の後だから司令型について』という対応にとどまらず、司令型の得意とする状況、相手、苦手だったり憧れたりするタイプの解説やその原因なども挟んできます。飽きのこない構成です。


そして、四つのタイプそれぞれの【小説パート】【解説パート】が終わって…まとめの【小説パート】と【解説パート】には単純に人間関係の補助線という道具だと思っていた「タイプ分け」を通して意外に壮大なテーマ、大胆な仮説が展開されます。


<引用>

印象に残った点はいくつもありますが、冒頭の『ツカミ』として秀逸だったくだりをご紹介。

>ここから私は、本格的な解説をします。

>それぞれのタイプの特徴、どのタイプがどのタイプに惚れやすいか、フラれやすいか。
>ケンカした友達の仲直り法や、部活で言うことを聞かない後輩をどう扱うか。会社に勤めるようになったら、性格の合わない上司とどう付き合うか。
>話はどんどん広がります。

>最終的には、小説やマンガ、アニメなどの創作にどう生かすか、という話に発展していきます。

>その中で、私はみんなと「アンパンマンの歌」を歌います。
>正しくは「アンパンマンのマーチ」(やなせたかし作詞)、こんな歌です。

>なにが君の しあわせ
>なにをして よろこぶ
>わからないまま おわる
>そんなのは いやだ!

>とても深い歌詞だと思いませんか?

>私たちはそれぞれが違う。だから「何が幸せ」「何に喜ぶ」のか全部違う。
>でも、教室に分かれた4タイプは、なぜかそれが共通しています。
>なぜなんでしょう?


<言いたい事>

えーっとやっぱダメだ。黙っていられない。ネタバレさせてください。

この「タイプ分け」、最後の大胆な仮説がなかなか読ませる内容です。そして、結論だけネタバレさせてもらうと私たちの生きる意味、人生の目的とは

『受け取って』 『考えて』 『真似して』 『伝える』

こと。

つまり、人間そのものがメディアである、という部分に落ち着きます。コレってまさにブログ、SNSでの情報発信も含まれていると思うんですよね。


実は、自分では全然意識してなかったんですが、こうやってブログやSNSを使って情報を発信しているって事を通じて人生の目的にむかって−過去数十年からでは考えられなかったかもしれない方法でアプローチしている(のかもしれない)

そう思うと痛快で痛快で。こりゃあ面白い本と出会えたぞ!と一人ほくそ笑んでいたワケですよ。


<関連>

ここ数年の岡田斗司夫さんといえば以前当ブログでもとりあげた『評価経済社会』実現に取り組んでおられる事をご存知の向きも多いと思います。



しかし、当エントリ冒頭でご紹介した『評価と贈与の経済学』にあるように評価経済だけでなく、『伝える』という『贈与経済』@内田樹さんの意見も入っているように感じます。(もしくは岡田さんも感じていたけど、より具体的に贈与経済を述べているのが内田さんという事なのかも)

二冊合わせて読むと、より理解が深まるのかもしれません。自分も再読したいと思ってます。

評価と贈与の経済学
評価と贈与の経済学
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それでは せいぞんせんりゃく しましょうか
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