ところで俺はなんで毎月分配型投信が憎いんだったっけ?

きっと何者にもなれない皆様、ご機嫌うるわしゅう。モ人SYO−GOです。…やめて!気の利いた挨拶が思い浮かばなかったからって石を投げるのはやめてっ!

今日のお題はコチラ!「毎月分配型投信に関して」タイトルからして、一部の方々をdisってる(今更必要ないと思いますが、ブログでは初めて使う言葉なので説明。disってる=disrespect=リスペクト【尊敬】の否定語、転じて軽蔑する。)ような感じで、波風立てないっていういつものモ人の立ち位置から一歩踏み出しちゃった感がにじみでていますね。

しかし!最初にこの予防線だけ張らせてください!!


 

―――予防線―――

このエントリは一個人投資家でありゴミ投資家でしかないモ人SYO−GOが気に入らないモノを気に入らない、と表明しつつ、「なんで気に入らないんだったっけ?」という事を整理するためのものです。別に毎月分配型投信が好きで好きでたまらない方々や毎月分配型投信をバンバン売ってる方々を直接disるつもりは毛頭ございません。リバタリアン(自由主義者)風に自分がそうするように、このエントリを読んだ全ての人がしたいようにすればいいんじゃないの?と思ってます。

―――予防線おしまい―――


さて、予防線もバッチリ張ったことですし、本題にゆるゆる入っていきましょうか。

まずは、投信ブロガーの間で(ネガティブな)話題沸騰である一方純資産ランキングや純流入ランキングなどの「投資信託にまつわるランキング」の上位をだいたい独占気味の毎月分配型投信とはいったい何なのか?ちょっとおさらいから入りましょうか。

毎月分配型投信、もしくは毎月決算型投信とは普通の投資信託のように決算を「1年」や「半年」というスパンではなく「毎月」行うものです。この決算毎に「1万口あたり〇〇円の分配金を出しますよ!」という事をドドドーンと表明しちゃってるファンド達なんです。つまり購入時に〇〇万口の買い付けを行うと分配金はだいたい毎月〇〇円か、ふっふっふという事が計算できるファンドなんですね…見た目上は。(そして窓口販売もそれを前面に押し出してセールスを行う)
従来の投資信託は決算毎に運用状況を勘案して「(一般的な一年決算型の場合なら)今年は分配金を1万口あたり〇円出します。」と発表するものです。分配金の額を決めるのは運用会社の裁量にゆだねられます(分配金からは税金を取ることができるので無分配を続けるとお上の圧力によって分配させられる…なんて話もチラホラ聞きますが…建前としては運用会社の裁量の範囲だと自分は理解してます。)

この分配金、勘違いしてる人がヒジョーに多いので大フォントで強調しておきますね

分配金とは「株式の配当」や「預金、債券の利息」とはまったく違います!!

分配金とは「運用している投信」の純資産から支払われます。つまり分配金受け取りにしている人は「ふっふっふ、口座に今月も分配金が振り込まれているぜ(ニヤリ」なんてしている一方で、分配金を受け取ったのと近しい額が投信の残高から減っちゃっている事になってます。
分配金再投資にしている人(ああッ恥ずかしながらオイラはこの種類の人でした…)は「ふっふっふ、分配金再投資の通知が来たぜ。これで取得単価が下がってプチオトクになったな(ニヤリ」なんてしているはずです。二〜三年前のオイラはこうでした。実際はトータルで見るとまったく変化ないんですが…ね。(取得単価が下がると同時に基準価額が下がってるので損益ラインは下がる。追っかけっこ)プチオトクどころか分配金が出た時点で対元本で見て利益が出ていた場合は上述のように「分配金のうち、利益が出てる部分には課税する」と決まっている(正しくいうと分配金のうち利益が出ていない部分は課税対象から除く、ということなんですが)ので、税金を取られてる分だけ不利になります。


ここに書かれているシミュレーションが全てを物語っています。一方、コチラのコツコツ麻酔科医さんは自身も毎月分配型投信を保有しているだけあってオイラよりも若干中立的、というか「毎月分配型全部を頭ごなしに否定しちゃいけないんじゃないの?」というスタンスであると察します。このエントリで「某雑誌で某社長が…」とあるように「分配金=発生したお金=利益!」みたいな誘導を雑誌などのメディアを通じて喧伝する輩の多い事を嘆いている、というポジションでしょうか。

分配金とは何モノなのか?上記で触れられているように「純資産から取り崩して受益者にゆるゆると配分されるお金」というだけなんです。この事実を曖昧にしつつ「分配金が出た後も基準価額が変わらないのであれば、分配金額/基準価額×100で、ほら毎月〇%の利回り!これに12をかけて毎年〇〇%の利回りなんですよ!!」なんて説明されたらよくわからない人は「スゴイ!」って事になっちゃいますよね。特に投資経験の浅い(or無い)人になるとなおさらなんじゃないかな…。下線部分とか「絶対ウソだろ(怒)!!」と突っ込もうものなら「絶対にウソとはいいきれない」と開きなおることができるような販売の仕方をしているでしょうし。基準価額が変わらないなんてことは絶対ない!っていうとそんなことはない(分配した残り部分が分配前本体と同額になるほど上昇する)とかなんとか。

また、この分配金エントリー騒動の中で吊ら男さんが【毎月分配投信の信託報酬は高いのか」をデータで比較】吊られた男の投資ブログという風に「カテゴリー別のコスト(信託報酬)比較」という興味深いエントリを挙げています。超力作なので是非読んでほしいエントリです。このエントリの結論…「毎月決算型と毎年決算型での信託報酬の差、カテゴリ別にみるとこんな感じ」というのもすごく興味深いのですが、自分としてはこのエントリの中でビビビッときたのは「カテゴリ別にみる毎月決算型の本数VS一年決算型の本数」でした。なんといっても、カテゴリによって優勢劣勢のきれいに分かれる事分かれる事。見てくださいよ!この本数の違い!!

ファンド本数

…つまりは、ですよ。毎月分配型の投信ってのは「配当や利息などを生み出しそうな資産に限って設定されがち」という事なんですよ!!株式なら不安定な中型や小型ではなく安定して配当を出しそうな大型に設定されてるし、国外債券投信なんてほとんど毎月決算型ですよ。これは売る側がミスリードさせる気マンマンって事をおくびにもださずアッピールしてる一つの証拠だといえるでしょう。「分配金=株の配当」「分配金=債券の利息」…ぉぃぉぃ。

ココです!ココが憎くてたまらないんです!!毎月分配型投信と言っても他の投資信託と同じように、しょせんは「投資信託」であり「金融商品」といえます。結局はツールであり資産形成や資産運用の選択肢の一つにしか過ぎない事はわかっています。
しかし、ですよ。しかし!こんな風に情報を歪めて商売を行っておいて「私は最低限の説明は行いました」「ウソは一つも申していません」「購入を決めたのはお客様自身ではありませんか」なんて開き直る連中とその背景事情、投信の主要顧客層である定年退職後の高齢者に「よくわからないだろうから…」なんて売りつけてる販売マンが許せんのです。(妄想が入ってます?)

自分は投資信託というシステム自体は「一般的に10000円から、モノによっては500円から買い付けができて、国内外のさまざまな金融商品にアクセスできる優れたシステム」だと考えています。(参考【投資信託にだまされている人、まだまだ多そうです】rennyの備忘録
それなのにッ!その投資信託が文字通り「(詐欺まがいの商売の)ツール」としてぞんざいに扱われている!「投資信託」をそんな風に扱う販売マンがいる限り、顧客がいつの日か「だまされた!」となった時に「投資信託なんてもうコリゴリだ」となってしまう…。この優れたシステムには毎月分配型なんかより、「セゾン資産形成の達人ファンド」や「ひふみ投信」のようによっぽど面白かったり、「結い2101@鎌倉投信」のように心を豊かにさせてくれるファンドもあるのに…一度「だまされた!」と思った人は今後二度と「投資信託」とかかわろうなんて思わないのではないでしょうか?(下手をすると投資活動全般に懲りる…)そんな状況が残念で仕方がないんですッ!!

…いかがだったでしょうか?「自分が毎月分配型投資信託の嫌いなトコロ」。いつもよりちょっと感情を前面に出した見苦しいエントリだったかもしれませんが、ご容赦のほどを。また、このブログの本分である「自分に何かあった場合の引き継ぎ資料」という側面からもちょっとハミでてしまいましたが、引き継いだ人には「毎月分配型だけにはだまされてはいけない!!駄目!絶対!!」という事が強く伝わればいいんではなかろうか、そう思うことにしています。

それでは せいぞんせんりゃく しましょうか。

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コメント
タイトルがいいですねヽ(´―`)ノ
確かに、自分は中立ということにしておいてください。

引用ありがとうございます。
これは、最後に毎月分配型信奉の方からいろいろクレームをつけられる、という苦い思い出のあるエントリーとなりました。
もう少し理解してからにしてほしかったですが…

やはり毎月分配型のことを書くと反響が大きいですね。


>…一度「だまされた!」と思った人は今後二度と「投資信託」とかかわろうなんて思わないのではないでしょうか?(下手をすると投資活動全般に懲りる…)そんな状況が残念で仕方がないんですッ!!


確かにその通りですね。
でも、こういう商品が売れなくて証券会社がもうからなくなると、個人投資家の投資環境も良くならないのかななんて心配しちゃいます。
コツコツ麻酔科医さん、コメントありがとうございます。

件のエントリ、コメント欄も含めて「あんだけイイとこ悪いとこを最初に整理して書いてるのに…(唖然)」と戦々恐々としながらウォッチしてました…。「コストが〜」とかも言えるものなら言いたいところなんですが(苦笑)目に見えるコストより「分配金の為にキャッシュを確保しなきゃいけない仕事分」の手間=コストがかかっているんじゃないのかな?なんて。

証券会社もビジネスとして取り組んでる、という話もわからないでもないのですが、山崎元さん風に言うと「証券会社の誠実さが問われる」といったところでしょうか。ビジネスとして成立するかどうか…自分が応援してるチョクハンはネット証券などよりも厳しい環境にありますが、「誤解を招く手法による勧誘」は(自分の認識している限りは)していません。毎月分配型投信を取り巻く状況は残念ながらその「誤解」を推進力として突き進んでいるように見受けられ、その「不誠実さ」にまた腹が立つわけです(騙されてた分よけいに)

チョクハンに飛び道具なし、と言いますがチョクハンに限らずインデックス投資家のように資産形成層を取り巻く状況は厳しいのかもしれません。
飛び道具を使って得る「短期間のお付き合い」はいずれ証券会社にかえって「信用ならぬ連中」というポジションを与える事になる、と自分は思うのです。

結局はみんなの金融教育、という話に落ち着くんですが、これは「今更か!」って気もしますし…

うーん
「なまはげになってしまいました」

つぶやきでは物足りなかったのでこちらに失礼します。
ドスーンと響きました。
コツコツ麻酔科医さんの記事は私の右脳に。
そしてモ人SYO−GOの記事は私の心に。
これを読んで一人で熱くなり、
昨日一日「だれが毎月分配型について聞きたいやつはおらんがー?」状態でした。
結局職場での話題はサッカーに独占されていましたがwww

ちんあおさん、コメントありがとうございます。

って「 な ま は げ 」て!!「なまはげ」て!!何それかっこよすぎる!!「なまはげ」か!?俺が「なまはげ」なのか?!よーしパパなまはげになっちゃうぞー

…おっとっと、その発想はなかったのでついつい取り乱してしまいました…確かに「おどりゃぁクソ販売員どもォ分配金利回りとか預金と比べさせるトークで売りつけるとかどんな根性しちょるんじゃい!しごうしちゃるゾ!!」って内容なのでなまはげはいいえて妙、ですね。

しかし、コツコツ麻酔科医さんのエントリを「三年前にFPにだまされてたころの自分に読ませたい」とTwitterでは回覧しましたが、このエントリも読ませて「未来のお前が書いた」というと椅子からころげ落ちるんじゃないかな…と思ってしまいました。

結局毎月分配を出すとその分、プラスの場合は毎回税金を払ってしまうところだけが悪いと思っています。
まぁ、毎月そんな計算するからその分、分配回数が少ない金融商品よりも確実に信託報酬も上がるでしょってのが思いです。
yako investさん、コメントありがとうございます。

コストの話も自然に考えるとかかってるハズなんですがねぇ…このあたりを騒ぎ立てると某有料メルマガな人が「ハイ都市伝説は解明されました!」とかドヤ顔しだして悲しい気持ちになるので…今回はシンプルに「自分が憎いと感じてるところ」に絞って語ってみました。

あのやりとりの流れは「毎月分配をするための追加コストがあるハズ!」→「それ専用のコストなんか設定してませんが」という話だったのですが、常識で考えるとシンプルな運用に比べてひと手間かかってるんだし、その分を信託報酬として上乗せしてる(上乗せする事を承服させてる)というのはありうる話だと感じてはいます。

とはいえ、毎月分配型に限らず「え?!こんな高コストファンドが売れまくってるの??」なんて事が往々としてある人気ファンドランキングを見るに信託報酬に神経をとがらせてるのはマイノリティなんだな〜なんて思いしってしまう日々です。
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