【静】と【動】 一年分だけ振り返るセゾン資産形成の達人ファンドの歩み


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当ブログ、当エントリに『セゾン資産形成の達人ファンド』関連の検索ワードによって直接ご訪問の皆様へ。

当ブログでは【セゾン資産形成の達人ファンド】について、当エントリ以外にも色々なご紹介を行っています。お時間、ご興味がある方は以下のまとめも合わせてご覧いただければ幸いです。

【セゾン資産形成の達人ファンド】まとめ2013年12月16日現在 【セゾン資産形成の達人ファンド】まとめ2013年12月16日現在 | これが我が家の生存戦略

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きっと何者にもなれない皆様、ちょっと11月は更新多いんじゃない?モ人SYO−GOです。ネタを大量放出しやがって、こんなハイペース(エ?)で更新してるといつかスポンジみたいに中身なくなってしまうぞ!
 
以前【今だからこそ振り返る セゾン資産形成の達人ファンドの歩み】でとりあげた【セゾン資産形成の達人ファンド】セゾン投信について、もう一段掘り下げてウォッチしてみます。前回のまとめとして…
 
 
〇設定から第三期までに試行錯誤の末、【日本株式メインFoF(ファンズオブファンズ)】から【世界分散株式FoF】へとスライドしていく。第四期、第五期と組入れファンドの追加、見直しを行って【世界分散株式FoF】としての足場を着実に固める。
 
〇その間、純資産は順調に積みあがっており、リーマンショック時を除き、概ね純資産総額の推移は(傾きは大きくないものの)右肩上がりで推移している。
 
〇組入れファンド数は変わっても、各アセットクラス(資産毎の割合は第三期以降は大きく変化していない。米国、欧州を中心とした「海外先進国株式」の影響を大きくうける。ついで「国内株式」「新興国株式」と続く。
 
組入れているファンドは以下の九つです。今回は最初からアセットクラス(資産配分)毎にも分類しましょう。分類方法は、インデックス投資家ではオーソドックスな【日本国内株式】【先進国株式(つまり欧米ひとまとめ)】【新興国株式(インド、中国など)】とします。
【日本国内株式】=TMA長期投資ファンド(の7割)、スパークス集中投資ファンド、コモンズ30ファンド、スパークス長期厳選ファンド(組入れ順)
【先進国株式】=バンガード米国オポチュニティファンド、ニッポンコムジェスト・ヨーロッパマーケットファンド、TMA長期投資ファンド(の3割)、Tロウ・バリューファンド、Tロウ・グロースファンド
【新興国株式】=ニッポンコムジェスト・エマージングマーケットファンド
 
それぞれのファンドは以後下記の略称で呼称します。
 
TMA長期投資ファンド⇒TMA
ニッポンコムジェスト・ヨーロッパマーケットファンド⇒NCヨーロッパ
ニッポンコムジェスト・エマージングマーケットファンド⇒NCエマージング
スパークス集中投資ファンド⇒スパークス集中
スパークス長期厳選ファンド⇒スパークス厳選
コモンズ30ファンド⇒コモンズ
バンガード米国オポチュニティファンド⇒オポチュニティ
Tロウ・バリューファンド⇒T・バリュー
Tロウ・グロースファンド⇒T・グロース
 
今回はエントリタイトルにあるとおり今年一年間のみを振り返ってみることにします。つまり2011年11月末から2012年10月末の期間に関して以下の部分を重点的にウォッチしてみます。
 

〇ファンドへの資金の流出入具合
 

〇ファンドの買い付け銘柄とその金額
 

まずは資金の流出入具合ですが、前回のエントリ【もっと「ファンドの総受益権口数の推移」に注目が集まってもイイと思った】を参考に日次の流出入金を一年間分算出します。このうち

  1. 定期買付の約定日の翌日(定期買付の日の資金流出入)
  2. その翌日から次回の定期買付までの日(定期買付以外の日の資金流出入)


の二点を月ごとにプロットしたグラフが以下になります。参考の為に1+2(つまり定期買付日で区切った月間の純流出入資金の額)も含め、一か月に三本の棒グラフがある図になります。


セゾン純流出入


こうやって見ると、なかなかに面白いですね。グラフ中の緑棒が毎月の定期買付日に約定した流入資金を表しているのですが、この額は概ね一定です。定期買付以外にも同日に解約があればマイナスに、買付があればプラスに作用するのですが、この日を狙ってそれらをぶつけてくる人もそんなにいないでしょうから、「一定の支持を集めている=ファンが急激に増えもしていないが減りもしていない」という解釈でよさそうです。一方の赤棒はそれ以外の一か月間の累計なんですが…景気がよくなるとマイナス…つまり資金流出につながっているようにみえます。(今年の2月から4月半ばまでは日本だけでなく世界的に株価高騰のフィーバー状態だったって、みんな覚えてますよね?9月以降もそれまでの低迷からの反発もあって相対的に盛り上がっています。あくまで相対的に、ですが)


つまり、【一定額の定期買付=緑棒】+【景気と逆相関の資金流出入=赤棒】が月間に純流入した資金、という事ですね。セゾン資産形成の達人ファンドの強みは前者(=緑棒)がある程度大きく、多少のヤレヤレ売り(=景気が悪くなってマイナスを目の当たりにした人がちょっと景気が戻って損益が±ゼロになった途端にヤレヤレだぜ…と思いながらファンドを手放す事)があっても月間累計ではファンドに資金が入ってくる事だと思います。チョクハン投信に限らず(買いのみで運用する)投資信託では流入してくる資金は「買い付け時の選択肢の多寡」を決める存在だから、というのが自分の理解です。流入資金が多いと「何を」「どれだけ」「いつ」買うかどうかを決められます(買わない、という選択肢も含む)。そしてその選択肢は多い。しかし、流入資金が少なくなってくると、どんどん制約が多くなってきて、流入なしでは買いの選択肢がなくなり、流出に転じると「(しかたなく処分するなら)何を」「(流出の勢いを勘案してキャッシュ不足にならないように)どれだけ」「(時間の猶予がない逼迫した状況で)いつ」売る事で解約に応じる現金を用立てなければなりません。そんな状況で「長期目線での腰の据えた運用」を実行する…というのは難しいのではないでしょうか


今のところ、上記のように月間累計でマイナスに転じる月はありません。(セゾン資産形成の達人ファンドは設定来65か月連続で流入超という記事にもある通り、このグラフ以前も月間での資金純流入が続いています。)「将来の事は予想できない」とはいいますが、「過去から現在に続く実績として」支持者層が厚く、継続した資金純流入を達成しているという事実はもっと評価されてしかるべきだと考えています。

 

次にファンドの買い付け銘柄とその金額に関してです。情報開示に積極的なチョクハンの特徴としてセゾン投信の月次レポートは内容が充実しており、連続する二か月間のレポートがあれば、セゾン資産形成の達人ファンド本体(つまりFoF本体)がどの銘柄をどれだけの金額買い付けたのか?保有していたファンドはどれだけ騰落したのか?が計算できるのです。


どういうことか?実際のレポート(連続する二か月分)を例に見ていきましょう。


H24.9月末基準のレポートとH24.10月末基準のレポートより。まずはH24.9月の組入れファンドの割合をチェックしましょう。(だいたい9P目にあります。)この時、純資産総額は毎日公開されているので組入れファンドの評価額もかけ算で計算できます。



次に以下の表にH24.10月末のレポートの13P目から、各ファンドが10月の間にそれぞれどれだけ騰落したのか書き出します。そして、上記で求めた各ファンドの評価額がそのまま騰落したらいくらになるのかもあわせて表記します。



最後に実際のH24.10月末のファンドの組入れ割合から各ファンドの評価額を算出します。(計算は前月と同じです)H24.9月末からファンドが変更してない場合の評価額とH24.10月末の実際の評価額の差が今月(この場合H24.10月)に買い付け、売却したファンドと金額、ということになります。



今月は「オポチュニティ、NCヨーロッパ、NCエマージング、スパークス集中、スパークス長期、コモンズ」の買い付けを行った(記載順はレポートのママ)とのことだったので表中でマイナスになったTロウの二本のファンドやTMAは計算誤差の範囲である、ということにしましょう。(前回のエントリの通り、こういう計算に用いるステータスは数字を丸めているので「概算ができる」という程度に捉えていたほうがよい)


こうしてセゾン資産形成の達人ファンドは、月間の騰落で比率が低くなったファンド=評価額が割安になったファンドを買付して、逆に比率が高くなったファンド=評価額が高くなったファンドの買い付けは見送っています。(但し、数か月ウォッチしたところ、外国籍投信であるTロウの二つのファンドは最低投資単価が高いのか、微調整では買い付けしていないように見えます…同じ外国籍のバンガードのファンドは組入れ比率が高いので買い付け額も大きいのですが…)これはインデックス投資の重要な要素の一つである「リバランス」を毎月の純流入資金による買い付けを利用しておこなっている「ノーセルリバランス」であると捉えてもよいのではないでしょうか?


(リバランスに関しての参考:リバランスの有効性を示すデータ梅屋敷商店街のランダムウォーカー

自分がセゾン資産形成の達人ファンドを高く評価する根っこはこの部分にあります。インデックス投資…パッシブ投資を行っていた経験から「将来にどの会社、どの業種、どの国の株価(指数)が騰がるのか?下がるのか?そんな予想は素人どころかプロにもできない」という事を忘れてはいけないと考えています。つまり、タイミングを見計らって資金を特定の業種や国に【アクティブに!】注ぎ込んだり、株価が高騰してきたら、別の投資機会に資金を【アクティブに!!】移し替えたりする事ができる!というのは自信過剰(オーバーコンフィデンス)なんですね。


当然、予想があたると儲けが大きいけど外れると損失も大きい、そういう世界になっちゃいます。(リスクに関するエントリ【リスクって結局なによ?】でいうところのリスク=将来の不確実性が大きいということなんです。)…あ、モ人ポートフォリオにこういう方法を実践しているファンドも入っているんで「なんだよダブルスタンダードじゃねーか」という批判も聞こえてきますが、自信過剰のない人生もつまんないと思ってるので組入れてる、という解釈でよろしくお願いします。(言い訳)


騰落が予想できない、という事を織り込むと次にでてくる考えは「じゃあ予想はしない」という事になります。短期にしろ長期にしろ、予想はしないという考えの果てにあるのは「じゃあ株価指数に連動するインデックスファンドで」という事になるのですが…これもやめました。理由は…いや、長くなるからやめましょう(笑)


話が脱線しましたが、「予想をしない」スタンスをとりつつ、「長期的な視点にたって社会に必要な会社を選別して投資を行う」というような「セゾン投信のビジョンと適合する」アクティブファンドを目標組入れ比率から逸脱しないように組入れる。そうやって相場が好調で組入れファンドが全体的に盛り上がってる時でも「比率を守る」ように買い付けをし、相場が低調で組入れファンドが下落している時でも「比率を守る」ように買い付ける。「比率を守る」事で「短期にしろ長期にしろ相場や景気動向の予想はしない」けど「長期的な視点にたって社会に必要な会社を選別して投資を行う」ファンドに資金を投入し続ける。

〜まとめ〜

チョクハンならではの安定して流入してくる資金を用いて9本のアクティブファンドを比率を守るために買い付けるセゾン資産形成の達人ファンド。



セゾン資産形成の達人ファンドとして【静】の比率管理。個々のファンドはアクティブファンドとして【動】の運用



この二つをシナジーさせてセゾン投信のアクティブファンド―「セゾン資産形成の達人ファンド」は世界経済の海に果てない新大陸を目指して漕ぎ出しています。



長期的なスパンで目指すその旅路に世界経済の海は容赦なく高い波や強い風をよこす事もあるでしょう。快晴の続く穏やかな海も続くかもしれません。



かし、【コンパス】が狂わない限りこの船は新大陸に近づいていくのです。



ゆっくりと、ゆったりと。



普通の船と違って航海途上の乗船も下船も制限はありません。(下船時には0.1%だけコストがかかります。資金純流入状態のほうが乗船員全員がハッピーなので下船する人にはペナルティが課されるのです。たったの0.1%だけど)乗船希望の方は月々5000円からの積み立てでも結構なのでセゾン投信に資料請求をしてみてはいかがでしょうか?


それでは せいぞんせんりゃく しましょうか


【コンパス】にあたるのが運用会社の方針であり、セゾン投信の立居振舞だといえます。このように月次レポートや運用報告書のチェックを続けることで【コンパス】に変化があっても個人がそれを感じ取ることや、その理由を問う事ができると考えています。セゾン投信を始めチョクハン投信各社は頻繁に自社セミナーなどを行っているから直接対面で質問もできるし、メールなどで気軽に問い合わせも可能です。

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