『信じる』というのはギャンブルと同じだ


※ 本日のエントリは機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 機動戦士ガンダムUCネタを軸に構成されています。こういうネタにご興味、ご理解のある方のみご覧ください

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)のストーリーはコチラの公式サイトをご覧ください。

今エントリのタイトル「『信じる』というのはギャンブルと同じだ」は以下の原作てくるワンフレーズです。

機動戦士ガンダムUC (8)  宇宙と惑星と (角川コミックス・エース 189-9)
福井 晴敏 矢立 肇 富野 由悠季
角川グループパブリッシング



(余談。この内容を書こうと思ったものの原作8巻に相当するアニメ機動戦士ガンダムUC [MOBILE SUIT GUNDAM UC] 6 (初回限定版) [Blu-ray] の公開・発売のネタバレを含むので発売を待ってからにしようと思ってました。が、アニメでは構成の都合上このくだり自体がなくなってて…無用な心配だった&このくだりが好きな自分としてはさびしい限りです。)

以下に引用

地球連邦軍参謀本部付き部隊『ロンド・ベル』司令、ブライト=ノアの手引きによって地球連邦軍とネオジオン残党、敵対する軍事組織の垣根を越えて手を取り合った人々。

そのどちらもが「それが開かれた時には連邦政府が滅びる」と言われる【ラプラスの箱】を巡る謀議に巻き込まれた者同士。『ロンド・ベル』所属の戦艦『ネェル・アーガマ』に迎え入れられたネオジオン残党の偽装貨物船『ガランシェール』隊の面々は、互いの母体組織から追われる身となっていた。

どちらにも身を寄せた経験を持ち、互いにわかりあえると確信した主人公バナージとネオジオンの姫オードリー(ミネバ・ザビ)だったが、現実は二人に残酷な結果を突きつける。

かりそめの同盟は『ガランシェール』隊の裏切りと、それに息を合わせたかのように現れたネオジオンの首魁であり「シャアの再来」と呼ばれる男―フル・フロンタル大佐の攻撃によって、もろくも崩れ去ったのだった。

―――

「裏切り者」

人質としてMSデッキに集合させられた『ネェル・アーガマ』全クルーをグループ分けしている時だった。チビ戦車の異名を持つ女性士官―ミヒロ・オイワッケンは、その目に隠そうともしない憤怒を宿らせ、『ガランシェール』隊のキャプテン・ジンネマンを睨んでいた。

「あたしたちだって、あなたのことを全面的に信用していたわけじゃない。でもバナージくんは信じてた。わかって?あなたは、いちばん裏切ってはいけない相手を裏切ったのよ。それが―」

見張りの兵がサブマシンガンを構える。続く言葉を目で制したのはオットー艦長だった。それ以上はいけない、と…

「『信じる』というのはギャンブルと同じだ」

つかのま顔を伏せ、ジンネマンがぽつりと呟く。その目に一抹の感情がよぎる…

ギャンブルの結果は、賭けた当人が支払うのがルールだ。それがどんなに理不尽な結果であっても」

再び上げられた目は、感情を消し去ったしたたかな兵のものだった。「そんなこと…!」と声を荒げたミヒロを手で制し、オットー艦長はあらためてジンネマンと視線を合わせた。「ルールには従う。我々はな」と告げた声に、ジンネマンは太い眉を微かに動かした。

「だが、彼はまだ勝負を降りていないんじゃないか?」

オットーはユニコーンを…そこにいるであろうバナージの方を見つめつつ言った。つられて振り返りそうになった体を押し留め、こちらに視線を捉え続けたジンネマンの瞳がそれとわからぬほどに揺れる。

「お互い、これ以上の犠牲が出ないことを望みます。」そう低く呻くように告げる事がジンネマンにできる精一杯だった。

―引用終わり―



「『信じる』というのはギャンブルと同じだ」

この言葉を前にすると「信じてたのにッ!」という叫びの無力さが際立ちます。言外に聞こえるのです…『信じる』のを決めたのはお前自身ではないか、と。『信じる』事をした結果を受け入れるのはゲームのあるべきルールだ、と。

一方で、オットー艦長が「彼はまだ勝負を降りていないんじゃないか?」と問い、ジンネマンが答えに窮したように『信じる』のを諦めないのも『信じる』事をやめるのもやはり自身が決めること。

ギャンブルは怖い…とはよく聞く話ですが、こうして考えれば(程度の大小はありますが)私たちは日々、誰かを、何かを『信じて』生きています。何事も『信じて』決めたならば、その結果として起きた事は全て自分が受け入れる…そうした強さが欲しいものです。

そして、そうであればこそ何かを決める時に『信じる』という事の重大さが増すと思うのです。あるいは『信じる』為に何を、どう考え、どう感じて、『信じるに足る』と決断したのか…。『信じた』結果がどうであれ、『信じる』為に全力を尽くして検討したのならば「信じてたのにッ!」という言葉はきっと出てこない…そんな風に考えます。

「『信じる』というのはギャンブルと同じだ。」


※こんな「時間(尺)の都合からアニメではカットされたようなエピソード」にも、作品全体を通して流れる【可能性】というテーマがうかがえる名作、機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)。ある意味バイ&ホールドの長期投資家にこそ見てほしい作品なので、改めて紹介する予定でいます。


それでは せいぞんせんりゃく しましょうか
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コメント
人は自らが理解できない事を

「m9 宗教だ! ギャンブルだ!」

と決めつける…

そういう手合いは

「いざ、神に祈っても願いは届かないし、サイコロ振っても当たらない。」

自然の力や運気の流れも味方にしたい、と個人的には思います。(投資や資産運用とは関係ないとは思いますが)

↑個人的な事ですが上記考え方、桜井章一さんの本 読んでた頃の影響です(笑)


<(_ _)>
  • Di@
  • 2013/04/01 6:03 AM
ガンダムUCよいですね。

episode6はだいぶ駆け足でしたが、7を盛り上げる頑張りと信じたい(笑)です。

私は賭けるときは信じるというより(過去ではなく将来の)リスクとリターンを予想し、天明を待つ、という感じです。それが「信じる」ことかもしれません。

長期投資は一生で一度だけ賭けられるギャンブルかもしれません。そう考えると生半端な覚悟で信じるわけにはいかないなという気になります。

ありがとうございました。
  • とらたぬ
  • 2013/04/01 11:16 PM
Di@さん、コメントありがとうございます。

>「m9 宗教だ! ギャンブルだ!」

すんごくよくわかります、この感覚。程度問題とも思うのですが、「俺は何一つ信じない」なんて言葉は世の中の事を全くないがしろにしていると感じるんですよね。自分でする以外の事は全て誰かに「託している」んですから。

(人は理解できないモノを「理解できるレベルにおとしめて」自分の腹に落とし込む、という心理もわからないでもないのですが…不必要にDisることはしたくないもんです…)
  • モ人SYO−GO
  • 2013/04/02 8:03 AM
とらたぬさん、コメントありがとうございます。

ユニコーンいいですね。自分は人生の大半をガンダムに浸かって生きてきたので、ともすれば「ガンダム好きなオタクが言ってる事」にならないように注意したいのですが、マジで【大人向け】の作品だし、おっさんらの胸に突き刺さる言葉がバシバシ出てくる良作ですよね!

長期投資…ゴールが途方もなく遠いので、自分の「信じられる」方法でないと、その道半ばで心が折れてしまう…そんな風に思います。まだまだ答えは出ませんが、自分の「信じる」通りに歩みたいものです。

ともあれ、最終巻であるEpisode7まであと一年(笑)原作読んでる身としては、「映像にするの大変な展開だけどホントに大丈夫??」「どう料理するのかワクワクが止まらないッ!」と思ってしまいます。

待つ楽しみを味わいながら最後の一年を過ごしましょう(笑)
  • モ人SYO−GO
  • 2013/04/02 8:30 AM
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