ひふみ投信の基準価額が20000円/万口を突破した記念に基準価額に関して考えてみよう


まずはお祝いです。

【祝】ひふみ投信の基準価額20000円/万口突破おめでとうございますッ!!!【めでたい】

Twitterのレオス・キャピタルワークス公式アカウントさんも以下の通り





さて、基準価額が20000円/万口を突破!と書いていますが、基準価額とはそもそもなんなのか?せっかくの機会なんで考えてみましょう。

まずは先日更新のエントリ投資信託は『大きな倉庫の中身』という秀逸なたとえ 投資信託は『大きな倉庫の中身』という秀逸なたとえ | これが我が家の生存戦略で紹介したように投資信託を「大きな倉庫の中身」だと捉えます。この倉庫−ひふみ投信の中にはいろいろな株式や現金が保管されています。実際に倉庫の管理や出し入れの実務を担っているのは受託銀行(ひふみ投信の場合は三井住友信託銀行)であり、レオス・キャピタルワークスは「運用指図」を行うのみです。

(「バカ野郎、ひふみ投信は【ファミリーファンド方式】だからひふみ投信の倉庫内には【ひふみ投信マザーファンドの証券】しか保管されてねーだろ」なんてマニアックな声が聞こえてきそうですが、ココではお話を簡単にする為にファミリーファンド方式がうんぬん…というあたりは無視します。【ファミリーファンド方式】も【ファンズ オブ ファンズ形式】もいずれ『大きな倉庫』のたとえで説明したい内容ではありますが)

この倉庫内の品物は、市場で多様な参加者によって売買取り引きをされている【金融商品】なので、倉庫内から動こうが動くまいが、市場での価値(株価)が変動します。また、ファンドマネージャー(FM)の判断(ひいてはファンドの運用哲学、運用方針などなど)によって倉庫内の現金を使って新たな【金融商品】を入荷させる事もあれば、逆に倉庫内の【金融商品】を市場に売り払って現金を入荷させる事もあります。さらに、前日の基準価額で約定した「新規買付資金」の入荷と同様の「解約資金」の出荷が行われます。

そして、15時を過ぎると一日の終わり値(市場の引け値)で倉庫内の【金融商品】の評価額を棚卸します。評価額の合計と現金の合計から『一日あたりの』信託報酬を除いた金額が【純資産総額】となります。


一方、投資信託という倉庫は投資家から現金を預かる時に、「いついつにどれぐらいのお金を預かりましたよ」という証に「受益権」という権利を発行します。この受益権の単価が、基準価額という事になります。倉庫内の管理をする運用会社は、この受益権の管理も行っています。


基準価額は投資信託を新規設定する時に「一万口当たり10000円」として設定されます。

投資信託は運用を始める1ヶ月ぐらい前に募集期間として「運用を開始する為の一番最初の資金」の受付を行います。誰からも注目されないまま、設定日の純資産総額が一千万円程度というファンドがある一方、大手証券会社肝いりで、鬼のようにガツガツと営業攻勢をかけていって設定日の純資産総額が一千億円以上というファンドもあります。しかし、どちらも運用開始の基準価額は『10000円/万口』です。当初設定の純資産の多い少ないは関係ないのです。

設定日以降は、上記のように毎日「大きな倉庫」の中身の純資産総計と、受益権口数とを棚卸したあとに、

【純資産合計(円)】 / 【受益権口数】 × 10000 = 【基準価額(円/万口)】

を計算しています。


「〇〇ファンドはいいファンドだとは思うのだが基準価額が××だと高すぎる。割高なのだから今は買えない」

なんて言葉をたまーに見かけますが、ちょっと勘違いしてませんか?と言いたくなります。

当然、株価指数と連動する成績を目指している【インデックスファンド】だったら「基準価額が高すぎて〜」=「株価指数が高すぎて(市場が過熱気味なので)」という感覚はわからないでもありません。しかし、基準価額の絶対値が5000円/万口であろうと20000円/万口であろうと、その金額が(過去と比べると割安か?割高か?という比較はできても)将来と比べると割安か?割高か?なんて比較はできないハズです。

そして、投資信託に限らず【金融商品】全般の売買に必要な視点は「過去⇒現在」ではなく「現在⇒未来」だと考えます。「過去⇒現在」はあくまで「今のところの結果」であって、未来(将来)の結果を約束するものではありません。

『未来の予想価値に対して現在の価値が割安なら買うべきだし、割高なら売るべきだ。』

そういう考えもあると思います。株価などの指標なら配当利回りがうんぬん、騰落レシオがうんぬんと「適正かどうか」の判断ができるものですが、投資信託の基準価額が高いか安いかに関して「少なくとも基準価額の絶対値では」判断できないのです。

5000円/万口の投資信託が一年後に7500円/万口になったとしたら50%のリターンという事ですし、2500円/万口になったら-50%のリターンという事になります。株式のように「△円/万口ぐらい割安になったら魅力を感じて買い付ける人が増えてくる。」⇒「だから△円/万口が下値の抵抗線である」なんて考えは適用できません。

同様に20000円/万口の投資信託が一年後に30000円/万口になったとしたら50%のリターンという事であり、10000円/万口になったら-50%のリターンとなります。5000円/万口の時に比べて、同じ+50%と-50%の例なのに基準価額の絶対値の変化量は大きく見えますよね。しかし、騰落率は同じなのです。


いかがだったでしょうか?保有投資信託の評価額に関して重要なステータスであり、受益権の単価でもある【基準価額】に関するお話でした。

―――――――――――――――――――――

ひふみ投信は運用を開始して4年と半年…日本市場を含め世界全体の経済は長い谷底の続いたあと、猛烈に山を登っているような状況です。ひふみ投信はその間にもしっかりと

「ためてふやす」

「成長性のある企業に投資する」

運用を行って、基準価額を設定時の2倍にすることができました。これは運用会社であるレオス・キャピタルワークスのみなさんが不断の努力を積み上げた成果であると同時に、急激な資金流出入のない安定したキャッシュフローからくる、個人投資家の支持が実った結果でもあります。

今後もしっかりした運用哲学にもとづいて、納得のいく結果を見せてくれるであろうと期待できる【ひふみ投信】。今日達成した、『基準価額20000円/万口』を一里塚として、【一つ】、【二つ】、【三つ】と歩み(リターン)を刻んで行ってくれる事でしょう。

今後ともよろしくお願いします。

それでは せいぞんせんりゃく しましょうか

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